『ガブリエラ決闘遊戯譚-土佐からの刺客編-
〜あらすじ〜
なんやかんやあってガブリエラ・ロタルィンスカと恋ヶ崎みやびはデュエルマスターズ で対戦することになったのだ!』
「ちょっと待って、なによこの音声!」
「まあまあ落ち着きよし。えーとなになに、今回のフェノメノンはトライナリー架空デュエマ動画が投稿されない事に業を煮やした男が発生させた。トライナリーメンバーがデュエルマスターズで対戦する事によって消滅する。......とのことちや。さっきの声はここのクランによるものぞね」
「呆れた……そもそもこの中にデュエマなんてやってる人
「やってるわよ?」「勿論です♪」「わたしもやってます……」「うちもや」
「えぇ……」
「アーヤさん、突っ込むのは野暮って奴ですよ」
「(えぇ……)」
「というわけで早速勝負、はやいとこ終わらせてさっさと帰るぞね」
「望むところよ!」
決勝:ガブリエラ・ロタルィンスカ(ポーランド) vs. 恋ヶ崎みやび(高知)
『《禁断〜封印されしX〜》を擁するガブリエラが先行を取りゲームスタート』
「(初手は……
ちょっと、なによこれ!やる気あるの!!!???ジョーカーズ対面ならともかく、相手はあのみやびよ?『クリーチャーでアタックしてるのが少し残念ぞねー』なんて日頃から言ってるみやびがそんな直線的なデッキ使うわけがないし……龍装チュリスがハンドにあるだけまだマシと思うべきかしら。ともかく……)」
「メガマグマドラゴンをチャージしてエンドよ」
「ほいじゃドロー。蒼龍の大地をチャージ、終了」
「(ビッグマナかしら?みやびがビマナなんて珍しいわね……)」
「ドロー。(革命の鉄拳2枚目……おいしくないわね……)ボルシャックドギラゴンをチャージ。エンドよ」
「ドロー。…………ケンゲキオージャをチャージ、終了」
「(アカシックオージャじゃない!!!!!!!!!まあみやびらしいと言えばみやびらしいか……)」
「ドロー。(ザークピッチ……これまたこの試合では使えないカード……ていうかさっきから赤しか引かないんだけど!?このデッキって赤黒バスターよね???赤単バスターなんて組んだ覚えがないわ!)」
「革命の鉄拳をチャージしてエンドよ」
「ドロー。深緑の魔方陣をチャージして終了ぞね」
「(こちらがバスター系統なのはおそらくバレている……なのに魔方陣を置いた?手札に2枚目がある?それとも……)」
「ドロー。(天秤!欲しいけど遅いわよ、もう!)」
「ザークピッチをチャージ。2コスト、勇愛の天秤。ボルシャックドギラゴンを捨てて2ドロー(天秤2枚目!エンテイも引けたし悪くないわねvvv)」
「2コスト、天秤。革命の鉄拳を捨てて2ドロー(メガマグマと……バスター!やっと揃ったわ!ウララーが無いのは残念だけど次ターン確実に動けるのは大きいわね)」
「ターンエンドよ」
「おっ、回っちょる回っちょる。これがうちのラストターンになるかもしれんねー」
「さてどうかしら?せいぜい足掻くことね!」
「おお、こわいこわい」
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「さっきから二人ともカードを逆さに置いたりするだけで全然動かないけど、一体なにをやっているわけ?」
「ガブちゃんはおそらく赤黒バスター。最速の動きは逃しましたが勇愛の天秤二連打で手札の質を上げた形です。おそらく次のターン勝負を仕掛けに来ますね。対するみやびさんはアカシックオージャ。サーチカードなどを引けていないようで立ち上がりが遅いですが、このターンに芋剣を置けるといい感じです」
「なるほど、全くわからないわ」
「(神楽ちゃん、どうして急にいもけんぴの話を始めたんだろう?)」
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『現在の状況だよ!文章だけだと分かりづらいだろうという配慮だよ!』
「文章?配慮?あいつ何を言ってるのかしら?」
「さあ?そんなことよりほれ、目の前の盤面に集中せい。うちのターン、ドロー」
「エマージェンシータイフーンをチャージ。1コスト、ロストウォーターゲイト。山札を見て……あったあった、電磁無頼アカシックサードをデッキトップに。ターン終了ちや」
「(みやびは着々と準備を進めている……まずいわね……ここは蒼龍の大地が有効トリガーになる前に決着をつけたい……来て、アパッチウララー……)」
「ドロー。(天秤……悪くはないけど今じゃないわ……)ウソと盗みのエンターテイナーをチャージ。BAD2発動、3コスト、龍装チュリス。チュリスアタック時に革命チェンジ。手札の蒼き団長ドギラゴン剣と入れ替えるわ。封印を1枚剥がしてバスターcipでマナのエンテイを場に。そのままトリプルブレイク。下から」
「トリガーは……ノートリぞね。盾3枚を手札に」
「(トリガーは無し……このターン中に削りきれるわけでもないから深追いは禁物ね……)ターンエンドよ」
「ドロー。イモータルブレードをチャージ。5コスト、超次元ミカドホール。対象はエンターテイナー。超次元ゾーンから時空の凶兵ブラックガンヴィートを場へ。ガンヴィート効果でバスターを破壊、エンターテイナー効果でガンヴィートを破壊。ターン終了ぞね」
「(バスターがやられたわね……けどみやびの盾は2枚、マナにアカシックサードも無いから蒼龍の大地は依然として有効では無い……このトップと勇愛の2枚でバスターを引き込めれば……勝てる!)」
「ドロー。(っ〜〜〜〜〜〜!!!!!ウララー!バカっ!来るのが遅いのよ!……はぁ〜〜〜仕方ない、これは天秤のコストね)」
「メガマグマをチャージ。2コスト、天秤。ウララーを捨てて2ドロー(エンテイ2枚……頭痛がしてくるわ……こうなったらもうエンテイ単騎で殴って次ターンジャスキルを狙うしかないわね……)」
「エンテイでワンパン」
「ほい。トリガーは無し。どうぞ〜」
「ターンエンドよ」
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「お願い、死なないで恋ヶ崎!あんたが今ここで倒れたら、アーヤさんやつばめさんとの約束はどうなっちゃうの? シールドはまだ残ってる。ここを耐えれば、ガブちゃんに勝てるんだから!次回、「恋ヶ崎死す」。デュエルスタンバイ!」
「えぇ!?みやびさん死んじゃうんですかぁ!?」
「死なないから(~_~;)卯月も冗談はほどほどにね」
「(ゝω・) テヘペロ」
『そろそろ分からなくなっきたと思うんで盤面貼っておきますね』
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「ドロー。アカシックサードをチャージ。5コスト、呪術と脈動の刃。マナから深緑の魔方陣を唱えるぞね。魔方陣効果、蒼龍の大地を盾に。ターン終了」
「(まずいまずいまずい!イモータルブレードを立てられたら負ける……このターンに殴りきる、少なくとも盾は全て割らないといけないわね……)」
「ドロー。(……バスターの無いラフルルなんて死に札もいいとこじゃない……)エンテイをチャージ。5コスト、龍装チュリス。チュリスでアタック。仕込んでない方を殴るわ」
「トリガーは……無し。どうぞ」
「(アカシックサードが飛んでくるのは分かっているけど……仕方ない。殴るしかないわね)エンテイでアタック」
「ほい。トリガー、蒼龍の大地。電磁無頼アカシックサードを場に。蒼龍の大地効果、アカシックサードと龍装チュリスをバトルさせるぞね。アカシックサード効果、バトルする時山札の上からクリーチャーが捲れるまで表向きに……おっ一番上とは珍しい。ケンゲキオージャを墓地へ。このターンアカシックサードはケンゲキオージャになるぞね。バトルで龍装チュリスを破壊。エンターテイナー効果でアカシックサードを破壊」
「(これでみやびの盾は0……次のターンには決めれる……)ターンエンドよ」
「……………………」
「…………?」
「うちの勝ちぞね」
「……………………あっ!」
「相手が勝手に割ってくれるっちゅうなら何もイモータルブレードを設置する必要はないちや。エンターテイナーを出したのがプレミやったね」
恋ヶ崎 1-0 ガブリエラ
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「二人共お疲れ様〜ggだよ!」
「あっ終わった?」
「はい。ターン終了時までケンゲキオージャになっているアカシックサードがエンターテイナー効果で場を離れたのでケンゲキオージャ効果によりみやびさんの特殊勝利です」
「?そう。なら一件落着って事ね。これで満足した?」
『いつの日か……このテキストが動画化されることを夢見て……』
恋ヶ崎みやび、優勝おめでとう!